社会起業家が新公益連盟――分野の枠超え政策提言、社会貢献、顔ぶれ多彩(日本経済新聞)

9月2日付 日本経済新聞夕刊 2面 金曜コラム「ぱーそん」欄に、標題記事が掲載されました。shinkoren

「ぱーそん」は、あるテーマに沿って共通項を持つ人たちを集め、互いのつながりのきっかけや活動内容などを、メンバーの顔写真入りで紹介する、金曜掲載コラムです。

それぞれがビジネスの手法を使って社会事業に取り組む「社会起業家」約50団体が名を連ねる、新公益連盟。

弊団体代表理事 藤沢をはじめとする幹事の出会いや結成のいきさつ、新公益連盟が社会を変えていくために目指している「コレクティブインパクト」についても触れています。

日経電子版(有料)記事はこちら

以下日本経済新聞引用ルールに基づき、16年9月2日付標題記事より引用いたします。

社会起業家が新公益連盟――分野の枠超え政策提言、社会貢献、顔ぶれ多彩

子どもや女性の支援、災害復興、地域活性化など社会が抱える課題の最前線で奮闘する、NPOの代表など社会起業家が「新公益連盟」を結成した。分野の枠を超えた政策提言や経営・人材育成のノウハウ共有を狙う。東日本大震災を機に社会貢献への関心は高まった。ただ個々の活動だけで社会を変えるには限界がある。そんな危機感を胸に、志を同じくする人たちが続々と集まった。

日経電子版9月2日記事より引用

中心メンバーは病児・障害児保育などを手掛けるNPO法人フローレンスの駒崎弘樹代表理事(36)と震災復興を手助けする一般社団法人RCFの藤沢烈代表理事(40)。新団体では駒崎氏が代表理事、藤沢氏は事務局長に就いた。
今はNPO法人化に向けた準備に入っており、50団体ほどが名を連ねる。社会課題の解決にビジネスの手法を採り入れ、収益を確保しながら活動を長続きさせる「ソーシャルビジネス」に挑むメンバーが目立つ。
きっかけは活動する上で直面する制度の壁や人材・資金不足の解決策。金融機関に放置された休眠預金の活用などアイデアをどう実現させるか。「分野を超えて影響力のある制度について、『こうあるべきだ』と声を上げる存在が必要」(駒崎氏)と実感した。
(中略)
企業の人材を新興国に送る「留職」を始めたNPO法人クロスフィールズの小沼大地代表理事(34)は藤沢氏と同じく一橋大学出身で、マッキンゼー・アンド・カンパニーに在籍した先輩後輩の間柄。就職相談を受けた藤沢氏は「君はきっと社会起業家の道に来るんだから、まずはマッキンゼーに行って経験を積んだら」と勧めたという。
彼らのような現場での挑戦を後押しする人々も加わった。社会起業家を支援するNPO法人エティックの宮城治男代表理事(44)はそのストイックな仕事ぶりと風貌から「仙人」と呼ばれ、尊敬を集める存在。駒崎氏や小沼氏も宮城氏のもとで事業計画を磨くなど、エティック人脈は広く深く根を張っている。
(中略)
彼らは面識はあっても何かを一緒にする機会は限られていた。そこで6月に「こころざし合宿」を企画。経営者としての悩みや失敗談を赤裸々に語り合った。出席した若手は「こういう話のできる場は貴重。迷いも軽くなった」。新公益連盟は活動を次世代に継承する役割も担う。
目指すのは行政や企業、住民をも巻き込み、組織や立場の壁を越えて成果を出す「コレクティブ・インパクト」。米国でも最近よく聞くようになった言葉だ。NPOや社会起業家の認知度が高まるなか、内輪のサークル活動に終わらせず、真のインパクトを生み出せるかに注目が集まる。
(地方部 河野俊)

 

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