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【アーカイブ】【RCF災害支援チーム:006】メールマガジン第6号

━ ◆◇◇ 第6号 ◇◇◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
RCF 災害支援チーム メールマガジン
https://rcf311.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2011.08.27━━━
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1. 今週のRCF活動報告
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今週は以下の震災リサーチ・アセスメントを実施しました。
以下の通り無料で公開しておりますので、ご笑覧ください。
▼南三陸町における支援状況調査について
行政の担当者、各支援団体等にヒアリングを行い、南三陸町における支援実施状況とその中で発生している課題の調査・分析を行いました。
https://rcf311.com/2011/07/22/minamisanriku01/
▼岩手県仮設住宅団地周辺環境調査分析結果の最終報告
岩手県復興局といわて連携復興センターから委託を受け、仮設住宅の周辺生活機能の状況を調査し、それぞれの団地における課題を分析しました。
https://rcf311.com/2011/08/16/iwatekasetsujyuutakuasess/

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2. 藤沢烈コラム 第5回 『教育 その1』
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今回は教育支援をテーマに、インタビュー形式でお届け致します。
二回にわたって配信致しますので、お読み頂ければ幸いです。

―これまでの被災地の子どもたちが置かれていた状況について教えてください。
『まず、岩手県・宮城県と福島県で状況が大きく異なります。
岩手県・宮城県は避難所の段階がほとんど終わりました。ご自宅を失われた方は仮設住宅に入り、或いは御親戚の方の家を頼り、住まいについては一端安定を得ることができるようになりました。
また、お子さんが通う学校も決まりつつあり、夏休みが終わる9月からは学校で落ち着いて授業を受けられる環境が整いつつあります。
一方、福島県では放射能の被害が継続しています。浜通りでは毎時0.41~0.50マイクロシーベルト、また、中通りでは0.90~1.18マイクロシーベルトと県内の他の地域と比べて高い線量を記録しています。福島県の被災された地域全体でお子さんが20万人いらっしゃる中、約1割のお子さんが既に県外に引っ越しをされている状況で、残りの9割の方々も本当にこのまま住み続けて良いのか、県外へ引っ越しをするべきなのか悩まれています。引っ越しをするにしても県外に御親戚など頼るつてのない方もいらっしゃいます。
また、転居先が決まっている方でも、一次的避難としてはいいが、完全に引っ越しをしてしまうのか、引っ越した場合補償問題がどうなるのかなど、非常に悩みを抱えていらっしゃって、今も安定できない状況におられるというのが現状です。』

―現在どのような事が課題になっているのでしょうか。
『岩手県・宮城県に関しては、学習環境の問題と、進路・進学の問題の2つが課題です。学習環境の問題に関しては、1ヶ月~半年ぐらい震災の影響で始学期が遅れたという点と、被災された方向けのイベントへの参加や通学など様々な理由で本来学習に使えていたはずの時間をそれ以外の時間に費やしてしまうため、学習時間が不足しているという点です。通学については、鉄道がなくなったり、交通の状況が悪かったり、自宅も学校からやや離れた仮設住宅に住んでいるなど、非常に時間を割いてしまっているというのが現状です。
もう一つの進路・進学の問題に関しては、就職先そのものがなくなってきております。市内の企業に就職予定だったが内定を取り消されるということも起きています。またこれから進学を考えるお子さん方についても、親御さんのご負担を考えて大学進学を諦める方、市外の進学校への進学を諦め、市内の公立校へ進学することに決めた方など、現在置かれている金銭的状況や環境によって
進学、あるいは進路の変更を余儀なくされているというケースが非常に多いです。
一方、福島県では、県外へ転居するか否かで悩まれているご家庭が多く、お子さん方の学習環境や進路・進学の問題にはまだまだ手を回すことができないという状況です。』

―それに対する解決策はどのようなものが考えられますか。
『岩手県・宮城県に関しては、学力を向上させる事で進学先の選択肢も増えるため、まず、厳しい環境ではありますが勉強時間を確保することが重要であり、各地域で学習環境を整えることが求められています。
一方、福島県ではその手前であり、まずは転居を悩まれているご家庭に対して、このまま住み続けても健康に被害がないのか、また、仮に引っ越す場合はどのような補償があるのかなどの情報提供が必要です。』

―学習環境という点で塾などはほとんど流されてしまったのですか。
『そうですね。石巻市に関しては当初9割近い塾が被災し、休業に追い込まれました。女川町に関しては全ての塾が被災したと聞いております。』

―これから新しい塾の整備が必要なのでしょうか。
『そうですね。ただ実際に新しく塾を施設から作るには非常に時間がかかってしまいますので、施設を借りながら、学校と連携して、通常の学校教育を補っていく必要があると思います。』

―その中でRCFとしては何をしていく予定ですか。
『RCFの役割は調査とモデル作りです。したがって、岩手県・宮城県に関しては、エリアを定めてそこでの学習環境の現状調査・分析を行い、どのようなプログラムを行っていくべきか検討を始めています。
具体的には大槌町を一つの対象と考えて、まずは、大槌町における子どもたちの学習環境の被災前後での変化、そこを補う学習塾の状況、先生方の状況、支援をしているNPOの状況、これらを総合的に理解していきたいと考えています。そしてその中で、必要な学習支援環境を誰が、いつ、どのような費用で実行していくべきかを検討するサポートをしたいと考えています。
福島県に関しては、学習支援の前にまずは情報提供が必要ですので、福島県にお住まいで特にお子さんがいらっしゃるご家庭向けに、信頼性のより高い情報をお届けする仕組み作りの検討を9月以降の実施を目標に別途開始しています。』
(次回に続く)
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発行:RCF災害支援チーム https://rcf311.com/
▼配信停止は、件名に【配信停止希望】と記載の上、こちらまでご連絡ください。
register@rcf311.com
発行人:藤沢 烈 編集長:緒方 康浩
info@rcf311.com
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