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【メディア掲載】能登・七尾から新しい6次産業モデルを発信!「Third Kitchen Project」スタート

ThirdKitchenProject_logo「キリン絆プロジェクト」でRCFがコーディネートに携わっている、石川県能登半島の七尾市にいる30代の若手農業者&漁業者(Farmer&Fisherman)による任意団体「能登F-F Network」から、六次産業化・交流プロジェクト「Third kitchen Project(第三のキッチン)」がスタート、地元メディアにも掲載されました。
1.「能登F-F Network」とは
2.「Third Kitchen Project」:食材と食文化を大切にする料理人の第3のキッチン
3.目指すのは全国展開:七尾発「RSAFモデル」
4.メディア掲載
5.「キリン絆プロジェクト」における本取り組みの経緯と方針
6.お問い合わせ

1.「能登F-F Network」とは


石川県 能登半島の付け根にある七尾。
能登半島はFAOが認定する世界農業遺産(Global Important Agriculture Heritage System)に先進国で初めて(佐渡と同時で)認定された地域です。認定タイトルは「能登の里山里海」。漁場と田畑が半日で回れるほどにコンパクトな食材の宝庫となっています。
そんな素晴らしい地域資源を持ちながらも、人口減少によりその里山里海の担い手も減り、1次産業の事業としての継続性に課題があるという状況です。
このたび、里山里海ブランドでの6次産業化、七尾という地域と食の魅力をアピールするために、昨今この地で活躍し始めている若手生産者やシェフによるネットワーク「能登F-F Network」が立ち上がりました。漁業(Fisherman)・農業(Farmer)というジャンルや事業の枠を超え、農・水加工の組合せによる食のブランド化により収益性を高め、持続可能な産業や地域の誇りを創出していくことを目的としています。

2.「Third Kitchen Project」:食材と食文化を大切にする料理人の第3のキッチン

「Third Kitchen Project(第三のキッチン)」とは、料理人にとっての第1のキッチン=レストラン(勤務先)、第2=自宅、そして第3のキッチンを能登・七尾で持ってもらおう、という願いが込められたネーミングです。
具体的には、今回「能登F-F Network」に集まっている若手生産者たちを巡りながら、ツアー中に実際に現地の食材を使って料理してしまおうという「Third Kitchen Tour」や、逆に生産者が料理人が働く現場に赴き食材を紹介しながらレストランのお客さんに楽しんで貰う「Third Kitchen 食談義」などを開催していく予定です。
ぜひ、Third Kitchen ProjectのFacebookページに「いいね」を押して最新情報をチェックしてみてください!
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3.目指すのは全国展開:七尾発「RSAFモデル」

Third Kitchen Projectが目指しているのは、飲食店が支える地域の一次産業の新しいカタチ=RSAF「Restaurant Supported Agriculture & Fishery」
料理のプロである「レストラン」が生産者とのつながりを深め、また継続的に付き合っていくことを通じて、地域の一次産業を守っていこうというものです。CSA(Community Supported Agriculture)のレストラン(飲食店)版であり、「料理人と生産者が行き交う新コミュニティ」をリアルとネット上(SNSを活用)で形成することで実現していきます。
それによって、地域への交流人口増加、地域食材のブランド化、さらには衰退している地域コミュニティの活性化につなげ、減少する能登の担い手を増やすことに繋がれば!という想いでメンバーが集まっています。
また、飲食店にとっても特定の地域とのつながりがあることで、顧客への訴求点が明確になり、新鮮で美味しく安心の食材を提供できることがお店の売り、評判に繋がることを期待しています。最終的には本プロジェクトを事業化していくため、飲食店顧客向けツアーのコーディネートやコンサルティングを通じて、飲食店をサポートしていければ、という思いがあります。
七尾発、「飲食店・生産者・地域」の「WIN-WIN-WINの関係性」を実現するモデルとして、やがては全国へ展開も視野に入れています。
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4.メディア掲載

都市部の料理人と交流、七尾 若手漁師、農家が新団体(2016年6月30日 北國新聞)
能登の食材 発信力UP(2016年6月30日 北陸中日新聞)

5.「キリン絆プロジェクト」における本取り組みの経緯と方針

キリンは「復興応援 キリン絆プロジェクト」として東北の震災復興支援にこれまで5年間取り組んできました。現在も支援は継続していますが、地域によっては「復興」から「まちづくり」へとステージを移しつつある事例が生まれ、同社が掲げる“CSV”(Creating Shared Value)という『共有価値の創造』を実現する具体事例となっています。
そこで、東北で得られた知見を東北以外の地域でも展開したいと考えました。
現在、日本各地の複数地域で同様の取組みを開始しており、七尾における本事業は、第一号の事案となります。地域の選定にあたっては、次の3つを条件に東北復興支援でも提携している一般社団法人RCFと協議を重ねました。
(1)農業・水産業比率の高さ (2)行政の地域活性への姿勢 (3)コーディネーター役の存在
七尾は(1)~(3)に加え、昨夏のヒアリング時に感じた各生産者の先進的な取り組み姿勢や地域の抱える社会課題への意識の高さに感銘を受け、是非一緒に取り組みたいと決断しました。
本事業について、「キリン絆プロジェクト」では、スタートアップ期実質1年程度を目安に、一般社団法人RCFと連携してノウハウ提供を行い、今後は「能登F-F Network」による早期の自走を目指していただきたいと考えています。
キリンとしては、広報面の支援や料理人ツアーや食談義にふさわしい料理人や飲食店のご紹介を考えています。そして、七尾の食を軸としたコミュニティの輪が広がり、笑顔あふれる食卓が増えることを期待しています。

6.お問い合わせ

プロジェクトに関するお問い合わせ
一般社団法人RCF 荒井 arai@rcf.co.jp
本記事、および報道関係のお問い合わせ
一般社団法人RCF 広報担当 pr@rcf.co.jp

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