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新公益連盟、「ソーシャルセクター組織実態調査2017」を発表〜平均年収は383万円、独り立ち時期は「2.7年」。NPOは「慈善活動の場」から「一般企業と遜色のない、キャリアアップの場」へ〜

新公益連盟、「ソーシャルセクター組織実態調査2017」を発表
〜平均年収は383万円、独り立ち時期は「2.7年」。
NPOは「慈善活動の場」から「一般企業と遜色のない、キャリアアップの場」へ〜

RCFが事務局を務める「新公益連盟」(東京都港区、代表理事:駒崎弘樹、事務局長:藤沢烈)はこのたび、ソーシャルセクターにおける給与や働き方・キャリアなどの組織実態調査を実施し「ソーシャルセクター組織実態調査2017」としてWeb公開いたしました。

調査を実施した背景

2011年東日本大震災以降、ソーシャルセクターの役割は高まり注目を集めている一方、いまだに「ソーシャルセクターは給与が低く魅力的な労働環境とはいえない」というイメージがあります。
そこで新公益連盟は、給与・働き方・キャリアなどソーシャルセクターの組織実態を明らかにするため、新公益連盟の加盟団体を対象に調査実施し、一般企業との比較もふまえた調査結果をこのたび発表しました。

調査結果の要旨

今回の組織実態調査を通じて、アンケートに回答したNPO等の団体の多くが、一般企業と比較して給与水準は引けを取らず、多様な働き方を導入しており、生産性高い職場環境を整えつつあることが明らかになりました。ソーシャルセクターにつきまとっていた「自己犠牲」「ボランティア」「給与が低いといったイメージを覆すデータが出てきており今や就職・転職市場において普通に選択肢になりうることを示唆します。

■ 一般職員の平均年収:一般中小企業の非役職勤務者「291万円」に対し、ソーシャルセクターの一
 般職員の平均年収は「339万円」(管理職含めた全体では「383万円」)と引けを取らない
■ 平均残業時間:月平均で一般企業は「22.4時間」に対し、ソーシャルセクターは「13時間」と少な
 い
■ リモートワーク(在宅勤務含む)やワークシェアリングなど、多様な働き方を認める人事施策の導
 入は一般企業以上に進んでいる
■ 新卒職員の独り立ち時期:一般企業は「4.8年」に対し、ソーシャルセクターは「2.7年」と早い
■ 離職率は一般企業「11%」に対しソーシャルセクターは「34%」と高い。ただし手厚い育成を受け
 た結果、転職後キャリアアップを果たしている事例も存在する
■ 今後の売上・雇用の成長に対する経営者の強い意志は存在し、セクターとして更なる成長も期待さ
 れる

調査概要

■ 対象者:新公益連盟に加盟する77団体の経営者・人事責任者
■ 期間、回収方法:2017年8月21日~9月13日(Web回答形式アンケート)
■ 回答数:44団体
■ 回答団体に関する基礎情報:
■ 平均売上規模(年間):2億6000万円
■ 平均正規職員数:31人
■ 平均創業年数:9.4年
■ 事業領域:子どもの健全育成・国際協力・職業能力の開発又は雇用機会の拡充の支援・ まちづくり
 の推進・保健、医療又は福祉の増進・人権の擁護又は平和の活動の推進 など

調査報告書

「ソーシャルセクター組織実態調査2017」資料は、下記よりダウンロードしてください。
RCFPR_ソーシャルセクター組織実態調査2017(PDFファイル、420KB)
※本調査結果を使用される場合は<「新公益連盟」調べ>とご記載ください。

新公益連盟について

URL: http://www1.shinkoren.org
代表理事:駒崎弘樹(認定NPO法人フローレンス代表理事)
事務局長:藤沢烈(一般社団法人RCF代表理事)
2016年設立。社会課題解決のための制度改革や様々なセクターとの協働、ソーシャルセクターの経営力強化に取り組む。2017年11月NPO法人化。加盟団体数95団体(2017年12月現在)。

お問い合わせ先

内容に関するお問い合わせ:新公益連盟 事務局(一般社団法人RCF内) 佐藤
Mail: info@shinkoren.org
報道関係のお問い合わせ:一般社団法人RCF 広報担当
Tel: 03-6447-0041  Mail: pr@rcf.co.jp

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