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【アーカイブ】【RCF復興支援チーム:011】メールマガジン第11号

━ ◆◇◇ 第11号 ◇◇◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
RCF 復興支援チーム メールマガジン
https://rcf311.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2011.10.15━━━
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1. 今週のRCF活動報告
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▼RCF3.0に向けて体制を整備
これまでの調査・分析を中心とした活動から、「被災地における事業創造を通じて、将来の事業型リーダーの輩出」(RCF3.0)を目指し、体制を整備しました。
現在進行中の支援プロジェクトチームに加え、事業立案チームを立ち上げ、調査・分析を元に現地ニーズに沿う事業モデルの展開を模索しています。
あわせて行政・民間に対する定期的な報告により、情報の共有・活用を促進していきます。
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2. 藤沢烈コラム 第10回
『雇用その1~被災地雇用の現状と問題~』
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今回と次回、二回に分けて被災地での雇用支援をテーマに、インタビュー形式でお届けします。

1.被災地の雇用状況について教えてください
よく勘違いされがちなのですが、被災地では、求人倍率そのものは震災以前に戻っています。復興需要も含めてそれなりの求人数がすでに確保されているのです。求人倍率は戻っているのですが、それに呼応しマッチングされている率が上がってこない点が問題です。
例えば釜石市職業安定所の管轄地域においては2800人くらいの求職者に対して求人数というのは1400人くらいまで回復しています(8月時点)。しかしながら、そのなかで実際に求人に至った割合は、2~3割程度にとどまっており、求人はあるけれど申し込みがない状況が多くみられます。

2.問題はどこにあるとお考えですか
何が本質的な問題なのかは、国や県も含めて解明できている組織はないと思っていただくのがいいでしょう。
よく言われる理由に失業給付の延長があります。もともと120日延長されていたのが、政権が代わって以降90日延長され、最短でも1月末までは失業給付がもらえ続ける状況になりました。こういった環境が就職しようという意欲に対してマイナスに働いていると指摘されています。
マッチングの問題もあります。現在求人があるのは、復興に関する仕事、具体的には建設や警備といった力仕事で、男性を対象としている仕事が多く、女性や高齢者の雇用は増えていません。
地域性の問題もあります。被災地は転職のあまりない地域で、一つの職に20年30年務めている方も珍しくありません。これまで雇用の問題といえば高校の卒業生の就職先がなかなかないということで、転職については問題になっていませんでした。そのような中で今回の震災が起きたということで、ハローワーク・行政側も転職対応にノウハウがなかった。一方、仕事を失った方も転職をどのように考えていったらよいのかあまりわかっていない方が多い。故に、転職が「重たい一歩」になっているということも言えます。
視点を変えて、企業側の問題もあります。ハローワークの求人内容を見ると、最低賃金ぎりぎり、時給で言うと700円程度、月給でいうと14~15万円が多数を占めています。しかし、実は求人企業側がお金を払えないわけではなく、いい人がいればちゃんとお金を払っています。実際にハローワーク経由でマッチングしている人で、14~15万円と提示されていても実際に雇用する際には20数万円
で契約することも多いと聞いています。
企業としてはハローワーク経由で来る方になかなかいい人が来づらいというイメージがあって、あまり最初から高い給料は提示できず、なるべく低い金額で提示をせざるを得ないという状況があるそうです。結果、申し込む側はなかなか良い待遇のものがないということで諦めてしまっているといった悪循環も指摘されています。
情報提供の問題も考えられます。東京でしたら雇用したい人のパターンに応じて、例えば女性向け、高年収向けといった、ターゲットを区切った形で、情報媒体としても、情報誌やwebでの情報サイトなど様々な形で情報提供されています。しかし、被災地ではハローワークが事実上唯一の、転職に関する情報を得る機会になっていて、それ故マッチングが進みづらいということも言えます。
ただ、これらのどれが本当の問題なのかということは、ハローワークも含めてなかなか掴みづらいものです。本当の問題はなんなのかということはもう少し被災者の声を丁寧に拾っていかないと見えにくいですし、ニーズそのものも日々変わっていきます。
そういう状況ではなかなか施策をはっきりと打ち出すことも難しく、市町村でさえ掴めていないものですので、国・県もなかなか掴めていません。
少なくとも、東京で言うように雇用を増やせばよいという単純な問題ではないのです。実際には企業が採用をしようとしても、人がなかなか集まらないというのが実情なのです。まずは雇用の数ではなく、マッチング率・充足率を上げないといけません。
せっかく良い企業が来て募集しても、人が集まらないじゃないかといってすぐに撤退してしまったり、地元の会社で、事業を拡張したいタイミングなのにいい人がなかなか来ないということで拡張できないでいる。こういった問題が生じているというのが今の実態です。
(次回に続く)

※現在、釜石市で雇用マッチング事業を展開するため、現地で活動していただける方を募集しております。
後日、説明会にて、事業の概要や募集要項を説明させていただく予定となっております。
関心を持たれた方は下記のメールもしくは、ホームページよりお問い合わせください。
詳細や説明会日程等が決まり次第、RCFより連絡させて頂きます。
● お問い合わせフォーム ●
・名前
・所属
・連絡先(メールアドレス)
を記載の上、
mukuno@rcf.co.jp (担当:向野)
もしくはホームページ
https://rcf311.com/からお問い合わせください。
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3. お知らせ
10月21日(金)に開催される『震災のここから・これから』
~復興支援と日本のソーシャルイノベーションにて、代表藤沢が講演いたします。
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以下、イベント紹介文となります。
詳しくはイベントホームページをご参照ください。
http://www.thinktheearth.net/jp/info/2011/09/post-104.html
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震災のここから・これから
~復興支援と日本のソーシャルイノベーション~
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●日 時 : 2011年10月21日(金)
12:15 受付開始 /13:00 開始 /18:00 終了予定(懇親会 18:30~)
●会 場 : カタリストBA(二子玉川ライズ・オフィス8階)
東急大井町線・田園都市線二子玉川駅下車徒歩1分
http://creative-city.jp/about/catalystba.html
●参加費 : 無料 (懇親会参加の方は会費1,000円)
●プログラム(予定):
□オープニングあいさつ/Think the Earth基金結果報告
□震災のここから・これから(第1部)
<緊急支援、復興支援プロフェッショナルのNPO/NGOの報告>
=報告=
・NPO法人 国境なき子どもたち(子ども支援・岩手)
・NPO法人シェア=国際保健協力市民の会(保健医療・宮城)
・NPO法人シャプラニール=市民による海外協力の会(コミュニティ支援・福島)
・RQ市民災害救援センター(ボランティアコーディネート・宮城/岩手)
□震災のここから・これから(第2部)
・被災地発の活動報告
SAVE IWATE(岩手・生活支援、伝統文化支援)
・福島大学災害ボランティアセンター
/Link with ふくしま(福島・生活支援/情報発信)
・東北広域震災NGOセンター(宮城・Cash for work)
□NPO/NGOの役割と今後の企業・団体・個人とのさまざまな連携について
・一般社団法人RCF復興支援チーム
モデレータ:Think the Earthプロジェクトコーディネーター 原田麻里子
□これから何ができるか(ワークショップ型ダイアログを予定)
モデレータ:慶應義塾大学大学院SDM研究科准教授 神武直彦さん
※18:30~ 懇親会
●共 催 :慶應義塾大学 システムデザイン・マネジメント(SDM)研究所
●協 力 :
クリエイティブ・シティ・コンソーシアム
コーズ・アクション
ソーシャルブリッジ
● お申し込みはこちら
https://business.form-mailer.jp/fms/f0703ec78873
● お問い合わせ ●
Think the Earthプロジェクト
担当:曽我・長谷部
tte-office@thinktheearth.net
TEL:03-3464-5221/FAX:03-5459-2194
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発行:RCF復興支援チーム https://rcf311.com/
▼配信停止は、件名に【配信停止希望】と記載の上、こちらまでご連絡ください。
register@rcf311.com
発行人:藤沢 烈 編集:向野 修得
info@rcf311.com
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