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【お知らせ】フィリップ モリス ジャパン社と推進する熊本県人吉市 令和2年7月豪雨の復興支援事業 記者発表会にて3事業の中間成果を報告&社員ボランティア受け入れ

  一般社団法人RCF(以下、RCF)は、この2年間、令和2年7月豪雨で被災した熊本県人吉市における復興支援事業を展開していますが、その中で、フィリップ モリス ジャパン合同会社(以下、PMJ社)から寄付頂いた約2,000万円を活用し、3つの事業を推進しています。この度、2022年9月1日(木)に、本事業における中間成果を報告する記者発表会を行い、翌日2日(金)に、PMJ社社員による地域ボランティア活動を企画・実施しましたので、その内容をご報告いたします。

■人吉で進めている3つの事業
□1.外と中をつなげる~ワーケーション~
一般社団法人ドットリバーは「くまりば」内のコワーキング施設を運営

 復興をすすめるにあたって、地域内外の交流が重要となります。そのためには、観光とは違った切り口で外部人材が集い、人吉の方々と交流できる仕組みが必要になります。「くまりば」内のコワーキングスペースを運営している一般社団法人ドットリバー(以下、ドットリバー)と共に、働きやすい施設整備と、地域とつながるプログラムづくりを進めています。

□2.復興人材を増やす~移住~
 復興における最大の課題の一つに「担い手の確保」があります。地域の生業、被災者支援、まちづくりにいたるまで多種多彩な仕事が生まれますが、それらを進める人材に来ていただくことが必須です。そのため、人吉市役所と連携しながら移住の推進もおこなっています。
 移住における最大のポイントは「仕事」になります。人吉や地元に思い入れがあったとしても、都市部で仕事をしている人はなかなか移住に踏み切れません。しかし、復興に直接貢献できる仕事であったり、決して都市部と遜色ない待遇の仕事が用意されていれば、関心をもたれる方は増えていきます。人吉での「仕事」の情報を地域外に発信する仕組みづくりを推進しています。
・人吉市移住サイト「人よしライフ」(リンク

□3.被害者の居場所をつくる~地域食堂~
 2年前の豪雨災害では20名の方が亡くなり、902棟が全壊、1,452棟が半壊の甚大な被害がありました。被災された方の希望は常に「元の生活に戻りたい」ですが、完全な形では実らないまま過ごすケースが大半です。そこで被災者の孤独感を吐露できる場を提供するため、人吉の4つの地域団体と連携して、毎月400人の皆様に食事を提供していきます。食事というツールを用いて地域内の交流を盛り上げ、孤独孤立の解消に取り組んで参ります。

■PMJ社員の地域ボランティア受け入れ
 9月2日には、PMJ社社員6名による地域ボランティアの受け入れを行いました。ドットリバーが作成したワーケーションのプログラムをモニターとして体験した後、地域食堂で現地の方と調理・配膳・配食の手伝いなどを行うボランティア活動をしていただきました。

□ワーケーションのプログラム体験~地域事業者との交流~
 午前の部では明治10年創業の茶屋「立山商店」を訪問し、被災された店主の立山茂さん・立山まき子さんによる災害の語り部を体験していただきました。当時の豪雨の様子や復興までの道のり、お茶の楽しみ方を広める活動についてお話していただきました。
・立山商店公式サイト(リンク
立山商店での語り部の様子

 午後の部では、ドットリバーが運営する「くまりば」内のコワーキングスペースにて、「五感ワークショップ」「自分の強み再発見/チームビルディング」の2つのプログラムを実際に体験していただきました。いつもの職場とは違う環境下での同僚との交流。自身の強みを再発見できたとともに、同僚の普段は見られないような一面が垣間見え、チームの結束が強まったと参加者から好評でした。
・一般社団法人ドットリバー公式サイト(リンク)
「自分の強み再発見」プログラムを体験している様子

□地域食堂のお手伝い~被災住民との交流~
 ワーケーションのプログラムを体験した後、下薩摩瀬町学習センターにて地域食堂のボランティア活動をしていただきました。RCFでは人吉市内4つの、地域食堂を運営している団体と協働していますが、今回は「にじのおと」が主催する地域食堂に訪問し、60食分の食事の調理・配膳・配布のお手伝いをしていただきました。
・にじのおとfacebook(リンク
配食に向けて地域食堂ボランティアを行っている様子

□ボランティアに参加した社員の声
 以下、ボランティアに参加されたPMJ社社員の声を一部抜粋させていただきます。
「ワーケーションはその地域のことを知るきっかけにもなると思います。お茶のこともそうですが、自分の知らない地域・分野のことを現場の人から聞く機会は非常に勉強になります。仕事以外の部分で知識を得られ、新しい発見にもつながるのではないかと思います。」
「普段は恥ずかしがり発言ができないメンバーも、ワーケーション内では雑談が生まれていました。メンバーの中でも、普段の会議もくまりばのようなスペースでできたらいいよねと声が挙がっています。」
「被災者に対して可愛そうだから手を差し伸べる、といった偽善的な対応ではなく、心から相手に寄り添った支援を行うことが大事なのだと気づかされました。こういった気づきを、仕事でも別な角度で活用できればと思います。」

■今後について
 人吉は被災して二年経ちましたが、まだ復興は続いています。今後とも、ワーケーションコンテンツの拡充、地域食堂の支援、移住施策の推進等に関わる事業については、継続支援していきます。また、人吉における復興および地域に関わる課題への取り組みとともに、他地域の復興支援においても継続的に取り組みを検討していきます。

■本お知らせに関連する外部リンク
PMJ社プレスリリース
PR TIMES
人吉新聞社
代表理事・藤沢烈公式note

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