【アーカイブ】【RCF災害支援チーム:008】メールマガジン第8号
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RCF 災害支援チーム メールマガジン
https://rcf311.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2011.09.17━━━
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1. 今週のRCF活動報告
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▼漁業・水産業に関する調査
岩手県と宮城県における漁業・水産業の基礎情報、震災被害、現状の対策について調査・分析を行いました。
https://rcf311.com/2011/09/17/fishery/
▼震災と企業家精神
持続可能な社会を築いていく上で、今日本の若者が考えるべき重要な問題を取り上げ議論するイベント、Beyond2011(http://project.eco-2000.net/beyond/index.html)の分科会講師として代表藤沢が講演しました。
https://rcf311.com/2011/09/17/entrepreneurship/
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2. 藤沢烈コラム 第7回
『現地で求められる支援と人材~マッチングイベントの意義~』
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今回は、10/1に開催予定の「右腕」マッチングフェア
(http://www.etic.or.jp/recoveryleaders/matchingevent4th/)に合わせ、現地で求められる支援と人材をテーマに、インタビュー形式でお届けします。
―まず、現地での支援ニーズの変化について教えてください。
『震災発生当初は、炊き出しや物資提供などの直接支援が必要とされました。
しかし、現在はこうした避難所向けの直接支援が終盤となり、事業を構築し運営していく支援が求められつつあります。費用は助成金、人材は現地でのネットワークが構築されつつあるため、プロデュースできる人材がいれば事業をスタートできる環境があります。
しかし、現在はそうした人材が不足しています。地元にも起業家精神を持った人材はいますが、自らの事業復旧に力を割かれています。』
―そうした状況の中で、成功例はありますか。
『大船渡市では被災3県の中で最も画期的な仮設住宅団地支援プログラムが行われています。37の団地全てに管理人が設置され、コールセンターとエリアマネジャーが重層的にケアを行っています。
こうした取り組みによって、仮設住宅団地に問題が発生した際、即座に対応できる体制を県や市と協力して構築できています。これは大船渡市と北上市、県庁が効果的に連携できるよう、いわて連携復興センターのNPOの皆さんが尽力された結果です。
RCFからもメンバーの一人が転籍をし、現地プロデューサーとともにプログラム支援を行っています。』
―事業構築するためにはどのような人材が求められるのでしょうか。
『2種類の人材が必要になります。まずは、関係者を巻き込み、事業プランの策定や拡大の出来る「事業プロデューサー」です。いわば、攻めの人材です。
もう一人は、必要となる資金の確保や管理、人材マネジメントを行う「事務局長」です。こちらは守りの人材となります。攻めの人材だけでは組織運営ができず、守りの人材だけでは事業プランを推進できません。両者が揃って初めて効果的な支援となります。』
―10月1日に開催される「右腕」マッチングフェア
(http://www.etic.or.jp/recoveryleaders/matchingevent4th/)にRCFも参加しますが、このイベントの意義を教えてください。
『今回のイベントは、まさに事業プロデューサーと事務局長を募集する機会になっています。従来のボランティア人材募集イベントとは異なり、事業機会が多く提供されています。年内では最後の開催となるため、より本質的に復興支援を行いたい方はぜひご参加ください。』
以下、イベント紹介文となります。
詳しくはイベントホームページをご参照ください。
(http://www.etic.or.jp/recoveryleaders/matchingevent4th/)
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「右腕」マッチングフェア in Autumn
~『共に歩み、共に創る』、復興に挑むリーダーの「右腕」を募集~
産業復興・医療再生・教育改革・・・etc
復興に向けて力強く動き出した10名のリーダーが右腕を募集中!
http://www.etic.or.jp/recoveryleaders/matchingevent4th/
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2011年10月1日(土)10:00-17:00 @ 日本財団ビル
NPO法人ETIC. 震災復興リーダー支援プロジェクト
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●東北の人々とともに歩み、新たな希望をともに創る「右腕人材」を募集中。
域外に住む多くの人の関心が、時の経過とともに薄れていく一方で、「課題」を「機会」と捉えたリーダーたちが、新たな東北を創るべく、奮闘しています。
・地域医療の新たな姿を模索し、在宅医療・看護の仕組みづくりに挑むリーダー
・移住してきた新たな住民(避難者)たちを、人口減少で悩んでいた地域課題を解決する機会と捉え、ともに歩むことを決意したNPOリーダー
・行政による復旧支援が遅れるなか、自分たちでリスクを負って、水産加工品の製造を再開し、9月から販売を開始する中小事業者
・日本中・世界中から注目を集めているこのタイミングを機会と捉え、地域をあげて「最終商品を消費者に届ける」業態へと転換を目指す経営者
・5億円もの融資を受けて、障碍者雇用と農業の六次産業化に挑む起業家
そして、彼らはみな、志を共有し、ともに復興に向けて歩んでくれる「右腕」を求めています。
10月1日。東北の復興に向けて奮闘しているリーダーたちが東京に集まります。
彼らから、プロジェクトにかける想いや具体的な事業内容をご紹介頂きます。
半年以上の期間、フルコミットで東北に入り、リーダーたちの右腕として参画いただける方はもちろん、協力や連携をお考えの団体・企業の方など、多くの皆様のご参加をお待ちしています。
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▼震災復興リーダー支援プロジェクト
≫ http://www.etic.or.jp/recoveryleaders/
▼「みちのく仕事~復興と暮らしを支える仕事と人のストーリー~」
(現地で活動するリーダーや右腕人材を紹介)
≫ http://michinokushigoto.jp/
※右腕としてプロジェクトへの参画を志望され、マッチングが成立した方には、ETIC.震災復興リーダー支援基金より、学生10万円/月、社会人15万円/月の活動支援金が支給されます。
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┃■ イベント概要
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【日時/会場】
日 時:2011年10月1日(土) 10:00~17:00(開場9:30)
会 場:日本財団ビル 8F
http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html
定 員:100名
対 象:○震災復興リーダーのパートナーとして被災地での活動を検討する20代30代の方
(大学生・社会人を問いません)
○本プロジェクトに関心をお持ち頂ける企業・団体関係者
参加費:無料
主 催:NPO法人ETIC.
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┃■ お申込み
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下記Webサイトより、お申込みください。
http://www.etic.or.jp/recoveryleaders/matchingevent4th/
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■ お問い合わせ先 ■
特定非営利活動法人 ETIC.(エティック)(担当:米川)
〒150-0041 東京都渋谷区神南1-5-7 APPLE OHMIビル4階
TEL:03-5784-2115/ FAX:03-5784-2116
E-mail: jimu-fukkou@etic.or.jp
Website: http://www.etic.or.jp/
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発行:RCF災害支援チーム https://rcf311.com/
▼配信停止は、件名に【配信停止希望】と記載の上、こちらまでご連絡ください。
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発行人:藤沢 烈 編集長:緒方 康浩
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