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釜石でイベント民泊が行われました

RCFが拠点を構える岩手県釜石市は、ラグビーワールドカップ2019™(以下、ラグビーW杯)の開催地です。大会のキャッチコピー「4年に一度じゃない一生に一度だ」のとおり、地元住民と訪問者の双方に一生心に刻まれる思い出が生まれました。

試合会場となる釜石では、鵜住居復興スタジアムの収容人数16,000人に対し、市内のホテル・旅館などの宿泊可能数は1,400人でした。このままではスタジアムで観戦して、そのままとんぼ帰りの人ばかりになってしまう…。釜石を訪れる一人でも多くの人に釜石へ宿泊滞在してもらい、釜石の人・まち・自然などの魅力を感じる機会を提供するため、釜石市はイベント民泊の実施を決定しました。

イベント民泊とは

「イベント民泊」とは宿泊施設が不足するような大きなイベントの開催時に限り、特別に一般の民家に宿泊することを可能とする制度です。釜石では震災前から農泊、近年ではホームステイが継続的に実施されており、また2016年からはAirbnb社と連携協定を締結して民泊の普及啓発に取り組んできました。ラグビーW杯でのイベント民泊で成功体験をつくり、これまでの積み重ねをW杯後も更に広げていく布石にしたい、という狙いもありました。

RCFはイベント民泊事務局として事業を統括し、市の担当者や現地コーディネーターとともにイベント民泊受入れ家庭(以下、ホスト家庭)および宿泊ゲストの募集とそのマッチングを推進し、民泊を通じた人と人との交流による観光地としての魅力強化を目指しました。

ホストの想い・ゲストの想い

とはいえ、ホスト家庭の募集は容易ではありませんでした。広報誌への掲載、説明会、チラシポスティングなどの手段を講じて地道にPRを行いましたが、家族や友人、知人への声掛けなどでは市担当者の働きかけが特に効果的でした。ラグビーW杯に貢献したい、民泊に興味はあるなど、それぞれの想いはありつつも、知らない人を家に泊めることへの不安があった人も市担当者の後押しで参加を決意してくれ、地域の協力を得るためには地元の人との協働が不可欠だと改めて感じました。
宿泊ゲストも、釜石でラグビーW杯が開催されることに対して応援したいという想いを持って来た人も多く、9月・10月とリピートして宿泊してくれた人、台風19号が迫りつつあるなか釜石を目指してくれた人もいました。また、台風19号で被災したホスト家庭でカナダの選手らと泥出しのボランティアを行ったゲストもいます。

残念ながら台風19号の影響で2試合目は中止となりましたが、それでも試合期間中(9月24〜25日、10月13〜14日)に、33家庭がホスト家庭として自宅を提供し、うち23家庭に計63人が宿泊しました(釜石市の総世帯数に対するホスト家庭数の割合の高さはメディア等からも注目されています)。

イベント民泊は心の交流だけでなく、ホストさんの生活の充実にもつながったと思います。「体調不良でふさぎこんでいた母がイキイキしてきた」とご家族に言われた人や、「部屋を整理する中で止まっていた自分の時間が動き出した」と語る人も。

今回のイベント民泊はラグビーW杯開催期間のみですが、今後も継続的に民泊をやっていきたいご家庭には住宅宿泊事業法届出のサポートを行い、民泊ホストのコミュニティ拡大と交流機会の拡大につなげていきたいと思います。

 

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