
【お知らせ】Airbnbコミュニティ基金からの助成を受け、『奥能登珠洲ヤッサープロジェクト』と連携し石川県珠洲市の復興を推進
一般社団法人RCF(以下、RCF)はこの度、Airbnb社 及びAirbnbホストコミュニティから、Airbnbコミュニティ基金の助成金を受け取りました。今回の助成金により、2024年1月1日に発生した能登半島地震や、その後同年9月21日に発生した能登豪雨でとりわけ甚大な被害を受けた石川県珠洲市の復興を推進します。
▶︎参考:Airbnb社の発表
https://news.airbnb.com/2025-community-fund/ (英語)
https://news.airbnb.com/ja/communityfund2025jp/ (日本語)
■『奥能登珠洲ヤッサープロジェクト』と連携し、関係・交流人口の滞在拠点や作品の修復等への資金として活用
RCFでは、2024年1月1日に発生した能登半島地震を受け、休眠預金活用事業の資金分配団体として、現地で活動する実行団体の皆様の伴走支援を行ってきました。
このたびAirbnbコミュニティ基金の助成(約3600万円)を受け、能登半島地震や、その後同年9月21日に発生した能登豪雨でとりわけ甚大な被害を受けた石川県珠洲市の復興を推進します。
具体的には、珠洲市での伝統文化・芸術表現を通じてコミュニティの維持・形成や経済的・文化的な活性化に繋げ、世界的に注目されてきた『奥能登国際芸術祭』の関係者が立ち上げた『奥能登珠洲ヤッサープロジェクト』と連携し、将来的な芸術祭の復活を目指して、関係・交流人口の滞在拠点や作品の修復等への資金として活用させていただきます。
なお、事業開始は2025年4月頃を予定しています。
■RCFがなぜ珠洲市、奥能登国際芸術祭を支援するか
珠洲市にはアーティストが滞在できる滞在施設もあり、過疎が進む中でも芸術祭やその地域資源を通じて多くの来訪者を呼び込むことが可能である一方、珠洲では震災前から宿泊施設が不足しており、訪問者は短時間しか立ち寄らないため機会を逃しています。一方、人口減少と高齢化によるコミュニティの持続が課題となっています。
2017年から始まった奥能登国際芸術祭は、豊かな自然環境を活かし、アートを通じて能登の魅力を発信することを目指してきましたが、2024年1月に起きた能登半島地震で、地域にある多くの作品や拠点である「スズ・シアターミュージアム」も被害を受けたとともに、続く9月の豪雨災害により、再び大きな被害を受けることとなりました。
文化や芸術に対する公的支援は得ることが困難であることが多い中、このようにアートを通じて地域活性化の実績を上げてきた芸術祭の復活に貢献することで、地域の人の流れを活性化し、震災からの復興に向かうきっかけになると考えます。
RCFは今後も全国各地の社会課題から未来の価値を創り出すべく、邁進して参ります。この度の寄付に対し、心より御礼申し上げます。
*TOP画像:スズ・シアター・ミュージアム内の展示作品(撮影:木奥惠三)