インタビュー

メンバー・卒業生の声をお届けします

  1. HOME
  2. インタビュー
  3. 【人や組織の課題に取り組み続けたい】個人や組織の力で地域の可能性が最大限開かれる社会を目指して

メンバー
佐々木 梨華

【人や組織の課題に取り組み続けたい】個人や組織の力で地域の可能性が最大限開かれる社会を目指して

プロフィール
岩手県久慈市出身。前職は人材開発・組織開発のコンサルティング会社に法人営業として勤務。2018年秋にRCFに入社し、CAREER FOR、内閣府SIP、復興庁「企業間専門人材派遣支援フォローアップ事業」、学びと社会の連携促進事業(「未来の教室」(学びの場)創出事業)等のプロジェクトを担当している。
◆RCFに入社するまでのことを、教えてください。
東日本大震災に遭った当時は大学三年生で盛岡に住んでおり、大学時代からすでに復興支援に関わることに興味を持っていました。

その後仙台の大学院に進学し、復興に関する政策の勉強をするなかで、実際に政策提言をしたり、NPO団体でインターンをしたりしていました。そういった活動を通してRCFの存在を知ったり、実際に働いている方ともお話ししたりする機会もあり、そのころから興味を持っていました。
ー学生時代から復興に関わっていたんですね。佐々木さんは前職でもRCFでも人材関連のプロジェクトをされていますが、そのときの経験で得たことが、どのように前職のお仕事や今につながっているのでしょうか?
復興関連での様々な経験から、人材の可能性を強く感じていました。

当時、都会の有名企業をわざわざ辞めて東北で起業するチャレンジャーがたくさんいて、私も彼らの取組みに希望を感じていました。ただ、大きな成果を挙げる方もいる一方で、人間関係や組織間の関係でうまくいかないケースも数多くありました。

そういった現場を目の当たりにし、社会課題を解決するために、組織の中で個人がいかにすれば能力を発揮できるか、チームや組織間の協働・連携をいかにすればパフォーマンスが最大化できるか、といったことに問題意識を持ったんです。

それで「人と組織の課題解決」というテーマで就職活動をして、前職と出会いました。人材育成を通じた、チームや組織の課題解決を得意とする会社です。ここで5年間、法人営業の仕事をしていました。
ーなぜRCFに転職しようと思ったんですか?
企業で働いていても、CSVといった方法で社会課題へアプローチ出来るかなと考えていたのですが、ある程度の経験や知識を積んでいくうちに、現実の難しさを感じるようになっていました。

そんなときに、ふと学生時代にご縁のあったRCFを思い出したんです。そしたらちょうど、代表の藤沢がSNSで人材募集の記事をシェアしていて(笑)。

なので、転職活動はRCF1本勝負でしたね。収入面や今後のキャリアアップの不安もありましたが、何より、やりたいことを仕事にできるということにワクワクしていました。

実際にRCFで仕事を始めて以降も、このチャレンジが自分にとっての投資になっている、という実感を持って仕事をしていますね。
◆入社して、今どんなことを感じていますか?
どのメンバーも、たとえこれまで経験したことがなくても、課題を解決するためにはどうすれば良いかを常に考え、学び、議論し、行動しているところは、非常に刺激を受けます。

RCFの仕事は「社会の課題から、未来の価値をつくる」と対外発信していますが、まさにそうだと実感しています。
ーどういったところで面白さややりがいを感じますか?
世の中にない新しい価値をつくっていく、というところです。自分の興味関心や、専門性を高めたいという意欲によって、かなり自由に仕事を任せてもらえる環境だと思います。
ー逆に、どんなところに難しさを感じるでしょうか?
「世の中にない新しい価値をつくる」ということは、一方で難しさもあります。

今、入社して三年目になりますが、強く思うのは、「毎瞬間試されている」ということですね。この「試されている」感覚は、プロジェクト単位でなくても、日々正解のないところで、毎対応単位であります。

正解がないし、正解を持っている人もいない。なので、自分自身が担当プロジェクトの分野に関して専門的になり、色々リードしないといけない。ただし、自分が表に立って引っ張るわけではない。そこが仕事として独特だし、とても難しいと感じます。

そういう立場なので、関係者とコミュニケーションをとっていく上でも、難しさがある。でも、すごくやりがいも感じていますよ。
ーご自身のテーマである人材・組織関連のプロジェクトについては、どうでしょう?思い描いていた課題認識で取り組めているという実感はありますか?
人材・組織に関する課題って、より一層答えがないからこそ、面白いと思っているんですよ。
何かが解決したら何か次の問題が起きてくるのが人材や組織です。たとえば、人が足りないから人を入れる。採用したら採用したで、その人がどう能力を発揮して働き続けられるようにするか、といった問題が生じる。その課題解決のためには、各々の人材や組織に応じた方策があって、画一的な処方箋はない。人材・組織だけでなく、地域でも同じです。

でも、それが面白いと思っているんです。そういう不思議な、人や組織の問題に取り組み続けることが好きなんですよね。
◆働きやすさはどうですか?
働きにくいと感じたことはないですね。

良い意味でも悪い意味でも自由なので、自立したい人にはとても良い環境だと思います。
統制されたり、組織に染まることを強制されることもないですし。「価値を出せば自由」ということだと思います。それはそれで大変ですが(笑)。
◆RCFで、あるいは個人で、どんなことをやっていきたいですか?
私自身はこれからもキャリアとして人材分野の仕事に携わっていきたいので、RCFでもこの分野の仕事を引き続き進めていきたいと思っています。

また最近は、RCFという組織自体のレベルアップにも関心がありますね。

今はコロナ禍でリモートワークが主体だからこそ、組織内での相互のコミュニケーション量をいかに増やすかを意識して、仕事をしています。たとえば仕事のフィードバックなど、当たり前のことを当たり前にきちんとやることが、とても大事だと考えます。

今後もいろんな方に参画していただきたいですし、新しく入った方が働きがいを感じながら、ご自身なりの価値を出し、長く働き続けられるような組織にしていきたいと思っています。
◆RCFへの応募を検討される方に向けて。佐々木さんは、どんな方と一緒に働きたいですか?
やりたいことがある方は、自由に仕事を任せてもらえる環境なので、ぜひ入っていただけたらと思います。

もしそれが明確でなくても、「地域や社会の課題解決に関わる仕事がしたいけど、現状の所属組織や担当事業のなかでできない」、ということを思っている方は、RCFでの仕事にチャレンジしてみてください。

あるいは、やりたいことが今すぐRCFでできることでなくても、RCFという組織がもつリソースを活用すれば、いずれチャンスが巡って、実現することも多いのではと思います。

それは、その方の思いの実現につながると同時に、RCFの可能性も広げることになります。

ご応募、お待ちしています!